2018年5月26日作成
Safariのブックマーク同期が壊れた症状と対応
iOS 11.3にアップデートしてから、iOSのSafariでブックマークを操作すると、 タイトルのないブックマークエントリが増えるようになりました。 この項目は削除もできないし、開くこともできません。
iOSのバグだろうからアップデートすれば解決するだろうと判断して、 しばらくの間はMacのSafariからブックマークするように気をつけていました。 だけどしばらく使っていると、Macから追加したものでも iCloudで同期すると消せない項目が作られるようになったり、 本来ブックマークしたページとは全然関係ないページに書き変わったりと、 ストレスを感じることが多くなってきました。
手元で発生した事象は以下のような内容です。
- iPhoneからブックマークすると空白のエントリが作られて消せない
- iPhoneまたはMacからブックマークすると、iCloudと同期した時に意図しないページのブックマークで置き換えられる
- Macでブックマークを操作すると、iCloudで同期した時にフォルダの名前やブックマークのURLが意図しないものに変わる
どうやら、意図しないブックマークに置き換わる現象は、 iPhoneのSafariで新規タブを開いた時に表示される「よく閲覧するサイト」の中から 選ばれているようでした。フォルダの名前が変わる現象も、 このリストに含まれるタイトルが使われていました。
うまくいった方法
- MacのSafariでブックマークを書き出す
- Mac側でブックマークを全て削除してiCloudに同期
- 同期を解除の後、もう一度同期させてブックマークが消えたことを確認
- バックアップを復元してiCloudへ同期
これでiCloud側のデータをリセットできるそうです。 3の手順では、最初は同期し直すとタイトルのないフォルダが残っていたので、 確実に消えるまで何度か試した方がいいかもしれません。
また、ブックマークを復元すると「よく閲覧するサイト」も復活しますが、 アイコンを長押しして「よく閲覧するサイト」も削除しておくといいでしょう。 これで今のところ、ブックマークが壊れる現象は再現していません。
リーディングリスト等はiCloudの同期を解除しても残っていたので、 管理は別になっている気がします。 今回はリーディングリストを残したまま作業をしましたが問題なさそうです。
うまくいかなかった対策
以下に、試してみたけれど改善しなかった対策をまとめます。 あくまで私の場合であって、症状によっては改善する場合もあると思います。
ブックマークの同期を外して、すぐに設定し直せば解決するという内容の記事。 確かにこれをすると、消せないエントリは消えますが、 次回以降のブックマーク追加時に状況は再現します。
症状が発生したら、フォルダを作り直すといいよという記事。 これを試した結果、移動した先でも同じ症状が発生しました。
ブックマークの同期をしないように設定すると解決するよ、という記事。 おそらくこの壊れる症状はiCloud側の問題だと思うので、 この対策は結局のところ、次に同期したタイミングでまた壊れるように思います。