2018年4月30日作成
「ローカル項目」キーチェーンはiCloud Keychainのゴミ
iCloud Keychainをオフにした状態でキーチェーンアクセスを開くと、 左上のリストに「ローカル項目」というキーチェーンが表示される。 これ自体は消すこともリネームもできない。
ローカル項目はiCloud Keychainで同期するためのキーチェーンで、 有効にしている場合はこの名前が「iCloud」に変わり、iCloud Keychainに同期される。 iCloud Keychainは、「iCloud」キーチェーンだけ対象になる。 iCloud Keychainを無効にすると「ローカル項目」となり、消せなくなる。
「ログイン」と「ローカル項目」のどちらに保存するのかはアプリの実装による。 キーチェーンアイテムの種類がアプリケーションパスワード またはWebフォームパスワードで、かつkSecAttrSynchronizableがtrueの場合に、 保存先が「ローカル項目」になる。
iCloudを有効にしてしまうと、初回ログイン時に デフォルトでiCloud Keychainが有効になるため、 このデザインはどうなんだろうと思う。