2011年6月7日作成

ASP.NETページ構文とHTMLヘルパ

ページ構文

ASP.NETでは<% ... %>と書くと、 その中をいろいろ処理してページを生成してくれます。 この機能はページ構文 と呼ぶらしいのですが、それはともかく、よく忘れるのでまとめ。

<% ... %>

これは、中にプログラムを書けます。 何か文字を書き出したい場合はResponse.Write(string)を使うらしいですが、 次の<%= ... %>をよく使うので、あまり。

&lt;% for(var i = 0; i &lt; 10; i++) Response.Write(i+"\n") %&gt;

<%= ... %>

上記と異なり、この中はプログラム式しか書けません。 その代わり、Response.Write(string)を使わなくても 演算結果を書きだしてくれます。

&lt;% for(var i = 0; i &lt; 10; i++) { %&gt;
	&lt;%= i %&gt;
&lt;% } %&gt;

<%: ... %>

これは、<%= ... %>とほとんど同じですが、 HTMLでの特殊文字('<'とか)を文字参照('&lt;'など)に 変換してから書き出します。

とはいえ、これを使わなくても、 HTMLヘルパ関数の中ではHTML特殊文字を変換しますし、 これを使っても式の結果がオブジェクトなら特に何も起こらないので、 詳しいところはいまいち分かりません。

&lt;%-- エスケープしない --%&gt;
&lt;%= Html.ActionLink("Index", "Home", new{ id=3 }) %&gt;

&lt;%-- これもエスケープしないでふつうに動く --%&gt;
&lt;%: Html.Action("Index", "Home", new{ id=3 }) %&gt;

<%# ... %>

データバインド式らしい。DataBind()を呼び出したときに、 指定したデータをバインドするとか。 ASP.NET MVC2では使わなくても問題ないのでよく知らない。

<%$ ... %>

設定らしい。

<%-- ... --%>

コメント。

HTMLヘルパ

Htmlオブジェクトのメソッドとして実装されています。 HTML要素と関数の対応リスト。

a
ActionLink
form
BeginForm
EndForm
input[type=text]
TextBox
input[type=radio]
RadioButton
input[type=hidden]
Hidden
select
DropDownList
select[multiple=multiple]
ListBox
&lt;%	var options = new List&lt;SelectListItem&gt; {
		new SelectListItem { Text = "item1", Value = "1" },
		new SelectListItem { Text = "item2", Value = "2" },
	};
	using(Html.BeginForm("Create")){
%&gt;
		&lt;%= Html.DropDownList("mode", options) %&gt;
		&lt;input type="submit" value="send"/&gt;
&lt;%	} %&gt;